ようこそ此処はどっちつかずの楽園 

 いつからいがみ合っていたのか正直覚えていない。気付いたら、そんな表現が適当だろう。それがいつからか和らいで、スキンシップをするにも命懸け、ということがなくなり。
―――素直な奴は好きだ。
そんな、言葉が吐き出された。
 きっと彼にはそんなつもりはなかったのだろうけれど。耳が熱いのが分かって、急いで髪で隠す。こんな、気持ちを。彼に抱くことになるなんて。
 でもきっと、想いを告げることなんて、出来ないけれど。



乃ちゃん「素直な子は好き」と言って頭を撫でました。相手は耳まで赤く染めています。どうやら恋に落ちてしまったみたい。「告白はきっと出来ないけれど」
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わたしの愛をうけとってください 

 ゆっくりでいいよ、とその声に何度許されてきただろう。守ると決めたその人を、こんなふうに抱くことになるなんて。
「月見里は知ってるだろうけれど、僕は体力には自信があるから」
「…うん」
「それに、頑丈だから」
「………うん」
乱暴にしてもいいよ、なんて。怖いくせに、この人は腹の底を見せない。指先を震わせることもない。この人は。
 強い、人だから。
「…ロード」
「うん」
「おれ、下手かもしれないけど」
「うん」
「でも、ロードを大事にしたいから」
そういうこと、言わないで。白い肌に接吻けを落とす。じゅっと吸い上げれば紅い痕が残って、それで少し、胸が満たされた。ざわざわと、欲望のままに抱いてしまいたいと訴える心を押さえつけて、また接吻けを落とす。
 繋いだ手が温かくて、泣きそうになった。



月空の初めての夜は、欲望を抑え込んでいる攻めが体力に自信のある受けの身体中にキスマークをつけながらゆっくりと抱きました。少しだけ痛かったね。ぐっすりとおやすみなさい。
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戸棚警報 

 どんがらがっしゃん、と音がした。ばりん、と音もした。
 顔を上げた委員長がまた? という顔をした。
「いいんちょ〜」
「うん。怪我はない?」
「ないです〜」
「それ、乃のだからね、あとでちゃんと謝るんだよ」
「はいっ!」
元気よく返事をする。
「謝ることにかけては一家言持ちです!!」
「そんなものを誇るのはどうかなぁ…」



「ごめんなさい」が上手なはるちゃん
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20170306