とある試験前の一風景:原諏佐



「…かんと、く」
「…なんです」
「その、」
「そう言えば定期テストが近いですね」
「…そうですね」
「諏佐くんならば心配ないと思いますが…一応聞きます、“大丈夫ですか?”」
「“勿論です”…化学は特に力を入れて勉強しています」
「それなら安心です。でも他の教科も疎かにしないように」
「分かっています」
「…」
「………」
「諏佐くん」
「何でしょう」
「何か話があるのではありませんか」
「…さっき自分で遮っておいて、聞きますか」
「それは申し訳ありませんでした、何分心の準備が出来ていなかったもので」
「そんな準備がいることを言おうとは思っていません」
「そうですか、少し安心しました」
「…」
「………」
「あのですね」
「はい」
「テスト前ですし、部活も休みですし」
「はい」
「…その、察してくださいよ」
「えっと…何処かへ行きますか?」
「なんでそうなるんですか!貴方教師でしょう!」
「えっ」
「教師が率先してテスト前の生徒唆さないでください」
「ああ、それもそうですね。でも諏佐くんは成績良いですから…」
「それは努力しているからです」
「素晴らしいことです。…でも、なら、何を?」
「…あのですね」
「はい」
「テスト前と言ったらテスト勉強しかないでしょう!」
「真面目ですね」
「今更何を言っているんです」
「すみません」
「ですから、その、化学の分からないところとか、教えていただけたら、と、思って…」
「…」
「…だめ、でしょうか。こんな一人の生徒を贔屓するような、真似」
「…いえ、駄目ではないと思いますが…」
「じゃあ、」
「ですが、」
「何ですか?」
「その、二人きりなんでしょう?」
「ええ、まぁ…その方が嬉しいですが」
「…」
「なんです?」
「あの、君と二人きりで、自分を抑えられる気がしません…」
「え、」
「それにやるなら教室で、ということになるでしょう?」
「そうですね」
「誰もいない教室に二人きり、というシチュエーションは正直とても燃えます」
「…エロ親父」
「君限定です」



#指定されたキャラで会話文書く for 鳥吉さん
20130906