君のいる熱曜日



諏佐さん、といつにもまして頼りない声で繰り返す原をため息と共に見ていた。
「此処にいるから」
そう言って手をあててみた額はまだひどい熱さで、もう一つため息を重ねざるを得ない。

ごめんね。

囁かれた言葉の意味を一瞬考えてしまった。
「ばか」
そのままぐしゃぐしゃと頭を撫ぜてやる。
「謝る体力あんなら回復に回せ」
どうして、と。
どうしてこうもふとした瞬間、抉るようなことを言うんだろう。

頭を撫ぜる反対の手の、触れている床の冷たさが、ひどく残酷に感じられた。



(繰り返す、熱、床)
診断メーカー



20131020