三本目の尻尾を貸してください



ゆるされた存在、というものは確かに存在するのだろう。

そのもふもふの尻尾を枕に寝そべりながら思う。
それはあの水鏡の向こうの白だったり、その傍の黒だったり。
だって何より、
「私は彼女らの名前すら知らないんだよなあ」

世界をかえていけるものとは、違うのだと言われたようで少し悔しかった。



元ネタ